里親への登録
住む場所を管轄する自治体の児童相談所に、特別養子縁組里親の登録の申請をしたのが平成31年の4月のこと。その後に座学と実際に児童養護施設にて体験型の研修を受けて、その年の9月に里親登録されました。
研修会では、里親になることの覚悟と、実の親と暮らせない子どもたちが多くいるという社会の実情、里親制度の意義、実子ではない子育ての難しさなどを学びました。
親と暮らせない子どもたちの実態は、知っているようで知らないことばかりでした。思い込みの部分が多くあったように思います。例えば、児童養護施設には、両親と死別したり、若くして出産した、いわゆる「予期せぬ妊娠」により出産した場合であってり、シングルマザーで育てられない子たちが多く暮らしていると思っていました。でも実際は、児童養護施設に入所している子たちの約6割は虐待による保護であるとか。そのほかは、経済的理由やネグレクトなどでした。これって、親の都合であり、原因は親側にありますよね。
子どもたちに責任はありません。しかし、子は親を選べない。生まれながらにして公平はあり得ませんが、基本的人権の観点からも、全ての子どもが健全に育つための最低限の生活環境は確保されるべきと願います。
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