里親登録後7カ月が経過した現状
養育里親についても、特別養子縁組里親についても、児童相談所からは全く何の連絡もありません。一時保護による里子の受け入れも希望しているのですが、同様です。来るのは封書にての広報資料のみ。里親会の活動報告の会報も送られてきますが、里子の委託については、何ら打診すらありません。
うちは経済的に豊かとは言えないかもしれませんが、所得としては子どもを育てるには十分に水準は超えているはずですし、養育に問題や支障がある家庭だとは思っていません。しかし何ら連絡がないままに時が過ぎるほど、第三者から見た場合に決定的な問題点があるのではないかとか、研修会に出席した時のアピールや笑顔が少なかったからなのかとか、ナンセンスな自己問答に陥り、原因を探そうと勘ぐってしまいます。でも、答えが出ないのは当然です。私たちには判断基準も何も、現状の位置でさえ、教えてもらえませんから。
せめて近況などの様子を聞いて欲しい
児童相談所は多忙なので、未委託の里親家庭など、構ってはいられないのが実情でしょう。でも、何ら変化もないままに、昨年の秋・冬と過ぎ、今年の夏が始まろうとしています。子のいない家庭は、里子を迎えた途端、毎日が一変します。それは楽しみで喜びでもあるとともに、不安でもあります。里子を迎えたばかりに、離婚に至った夫婦もあると聞きます。私たち里親は、それ相応の覚悟を持って、毎日の電話を待っているのです。それは、里子として知らない家庭に入る子の心情と比べれば、大したものではないかもしれません。委託事例を失敗できないという児童相談所の使命と比べれば、取るに足りないものだと思います。しかし、私たち里親は、人生を捧げる覚悟で毎日を過ごしています。そのことはご理解いただいて、児童相談所は里親家庭と向き合っていただきたいと願います。
里親募集の活動に矛盾
まずは既存の登録里親に、委託の打診をしてから、それでも里親家庭が不足していれば、広く市民に向けて里親になりませんかという募集をするのが順当なのだと思います。毎年の予算に組み込まれているとか、活動計画に入っているなどの理由のみで、毎年同じ時期に経費を掛けて里親募集をしている児童相談所の活動を見ていると、委託を待つ身としては、合点が行かないところがあります。「私たちがいるのに、何で?私たちじゃ、ダメなの?」と思ってしまいます。しかも、募集をする理由について、私たちに丁寧な説明もありません。里親が不足しています、の一点張りです。
このような疑問を感じている里親は、多いと思います。児童相談所はお役所仕事と切り捨てるのは簡単ですが、子どもの養育に関することなので、殊更の配慮は多方面にあって然るべきではないかと思います。私たちは既に受け入れのための準備をして、手を挙げています。この気持ちをぜひ大事に感じていただいて、私たちも納得のいく形で、委託事業を進めていただきたいのです。このままでは里親の心情としては不満が募り、非協力的になる登録里親が増えないよう、願うばかりです。
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